赤鯱新報

【G大阪vs名古屋】レビュー:自ら運を手放すような敵地での逆転負け。これは後半戦へ向けた高い“授業料”なのか。

■明治安田生命J1リーグ第18節
9月23日(水)G大阪 2-1 名古屋(19:00KICK OFF/パナスタ/5,153人)
得点者:21’金崎夢生(名古屋)53’山本悠樹(G大阪)87’宇佐美貴史(G大阪)
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試合後の名古屋の指揮官は、ひどく怒っていた。理由は二つあり、それが敗因につながるところがあったのは言うまでもない。1失点目の選手の動きを「バカじゃないのか?」とあえて強い言葉で糾弾し、その遠因となったと考える前半のいくつもの逸機を責めた。敗因のすべてを選手のせいにしているわけではないと思う。そう聞こえる台詞の数々は、自分たちの戦い方の前提となる部分が崩れては、闘えるわけがないと嘆いていたように聞こえた。前半の戦いぶりを高く評価してからの強烈な叱責は、「なぜできること、できていたことをやらないんだ」という悔しさのあまりだったと推察する。そうした現実的な強みを誇示できるチームであることを証明し続けてきたからこそ、ミスで敵地での勝利、あるいは勝点獲得を逃したことが我慢ならなかったのではないか。

確かに勝点ゼロにしてしまうには惜しい戦いだった。

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