赤鯱新報

【浦和vs名古屋】レビュー:したたかに奪い取った勝点3が意味するもの。“6-2”よりも難易度の高い勝ち方に、見出せ確たる実力を。

■明治安田生命J1リーグ第20節
10月4日(日)浦和 0-1 名古屋(17:03KICK OFF/埼玉/9,357人)
得点者:54’金崎夢生(名古屋)
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90分間の集中と、そこに闘志を伴わせること。名古屋が勝利の流れを生むために必要不可欠な条件は決して相手からプレゼントされるものではなく、自ら生み出していくものだという信念が見えた敵地での久々の勝利に、改めて今季のチームのコンセプトは認識された。組織的に堅い守備は同時に粘り強い対処の積み重ねによっても補完され、攻めに特徴を感じるほどけたたましくも即興的でもない攻撃はそれでいて、決定機を必ず生み出す。あとはそれらが揃うか、噛み合うかすれば強い力を発揮する。試合前、フィッカデンティ監督が胸を張ったリーグナンバーワンを自負するチーム力は、間違いなくこの日の勝因の主たるものになった。

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