赤鯱新報

【名古屋vsC大阪】レビュー:徹底した準備と、哲学の貫徹。名古屋らしさが劇的な“6ポイント”を呼び込んだ。

■明治安田生命J1リーグ第21節
10月10日(土)名古屋 1-0 C大阪(14:03KICK OFF/パロ瑞穂/7,861人)
得点者:90+1’マテウス(名古屋)
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これもまた一つの理想的な勝ち方だろう。決勝点は後半のアディショナルタイムに生まれたが、指揮官はそれを「何とか時間内にそれが実を結んだ」と評している。様々な条件を盛り込んで準備してきた“C大阪に勝つ方法”を実際の状況に即して表現した時、想像以上だった相手の強さの前には劣勢を感じる時間帯もあったが、最終的には名古屋の勝機が上回った。高度な戦術戦を制してフィッカデンティ監督は率直な喜びを口にし、劇的な勝利に選手とスタジアムは歓喜を分かち合った。ようやく手にした4度目の連勝は、スコアとは比べものにならないほどの中身の濃い快勝にとってもたらされたのである。

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