【名古屋vs札幌】レビュー:名古屋の理想が見えた完勝の夜。3連勝の追い風は、彼らを好循環へと導いていく。
■明治安田生命J1リーグ第22節
10月14日(水)名古屋 3-0 札幌(19:33KICK OFF/パロ瑞穂/8,895人)
得点者:10’山﨑凌吾(名古屋)44’マテウス(名古屋)79’稲垣祥(名古屋)
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90分間のたゆまぬ全力を尽くしたからこそ、それは余裕のある勝利にも見えた。札幌戦で記録したトラッキングデータにおいて、名古屋はスタメン11人中7人が10km以上を走破し、稲垣祥は12km超え、米本拓司とマテウスが11km台、そしてDFライン4名がほぼ全員10km以上を記録している。これはつまり交代した選手とGK以外は全員が10km以上を走ったということであり、「この日程の中であれだけ走る展開のゲームをやりきった」と選手を称えたフィッカデンティ監督の述懐は、嘘偽りない労いの言葉だったことが証明されもする。もちろん運動量が多かったから勝ったわけではない。それを“ハードワーク”として戦術的に成立させたからこそ、名古屋は札幌という曲者を快勝の下にはねのけられたのである。
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