赤鯱新報

【川崎Fvs名古屋】レビュー:スコアは完敗、内容は惜敗。点差を生んだディテールの蓄積に、名古屋の成長の糧はある。

■明治安田生命J1リーグ第23節
10月18日(日)川崎F 3-0 名古屋(19:03KICK OFF/等々力/10,161人)
得点者:44’三笘薫(川崎F)57’ジェジエウ(川崎F)65’ジェジエウ(川崎F)
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試合を終えた瞬間の感想は、フィッカデンティ監督の述懐と同じだった。完敗のスコアだが、完敗の内容でもない。川崎の超攻撃力をしっかりと受け止め、耐え、跳ね返して押し戻すこともできていた。それでもセットプレーで3失点を喫し、それが相手のストロングポイントと知っていたから失敗の感覚もそこには漂うが、それは敗因であったとしても試合の中身を否定する材料とはならない。ただし準備していてもミスは起きると名古屋の指揮官は語ったが、小さなミスでも勝敗を決する力は持っている。額面通りに受け取らなくてもいいが、厳然たる事実で名古屋は川崎の“猛攻”の前に屈した。シビアな眼をもって、しかし悲観的にはならず、冷静に眺めなければならない敗戦だ。

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