赤鯱新報

【鹿島vs名古屋】レビュー:闘争を制し、試合を制して得た“初カシマ無失点勝利”。変化したその立場が、今後の戦いの意味をも変えていく。

■明治安田生命J1リーグ第25節
10月31日(土)鹿島 0-2 名古屋(17:03KICK OFF/カシマ/8,912人)
得点者:7’金崎夢生(名古屋)90+2’マテウス(名古屋)
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試合後の両チーム監督の感想は見事なまでに正反対だったが、極めて激しくやり合った試合の紙一重だったのは間違いない。鹿島のザーゴ監督は「試合がありましたか?ファウルゲームが行われていた」と怒り心頭だった。一方のフィッカデンティ監督は「審判が度を超えた時にはカードを出し、そうじゃない場合には激しいサッカーとして、サッカーの魅力として考えてくれた」と振り返った。意見はそれぞれにあり、どう感じるかも人それぞれ。試合結果の如何によっては逆の感想を指揮官たちは抱いていたかもしれない。その中で負傷者が出たのは非常に残念なことではあったが、それだけの肉弾戦を名古屋は鹿島を相手に制した。カシマスタジアムで初めての無失点勝利と合わせ、それだけは間違いなく、そして高く評価されるべき事実だ。

“嵐の予感”は立ち上がりから強く感じられていた。

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