赤鯱新報

【赤鯱探訪】高木義成続編②「『今日のメソッドどう思う?』『イマイチじゃね?』みたいな会話してたら、良いよね(笑)」

合同会社 LastStand
高木義成 社長
(2010~2015 名古屋グランパス所属)

1ヵ月半前にお届けし、「もう少し続きます」とお知らせしていた高木義成の回の続編を、ようやくお届けすることができる。この間、他メディアでも取り上げられていたように新事業を発足するための会社を設立した高木だが、その志、決意たるやすさまじいものがある。多くの協力者の力添えもあって、日本のGKたちに新たな道を切り拓こうというチャレンジャーの信念と“野望”を、より具体的に聞いてきたのでぜひご覧あれ。高木義成、すごいこと考えています。

「『今日のメソッドどう思う?』『イマイチじゃね?』みたいな会話してたら、良いよね(笑)」

Q:ではいよいよ、ここからGK PORTとして有料メンバーを募っていくわけですね。
「最初は少し人数を限定しながら様子を見ていくつもり。でも本気でうまくなりたいとか良いコーチになりたいと思う人が入ればいいし、そこは調整段階かな。でも誰かが良いって思ってくれたら、GKの世界って勝手に広がっていくものだと思ってる。誰かがどこかで同じようなことをやっていれば、それは参考になるよねって自分も広めていく。基本、JリーグでやっているGKたちに対してはすべてリスペクト目線をもってやっていくと決めていて、そうでなければオレのやっていることは嘘になってしまうからね。誰かが正しい、誰かは正しくない、ではなく、プロのGKたちはこういう技術の下にやっているんですよ、だからこうやって練習しませんか、ということだから。教科書にはこう書いてある、実践するとこうなります、ではない。それは日本サッカー協会に任せます」

Q:そういった指導要綱については踏襲した感じでもあるんですか?
「踏襲というよりは、自分は普通のB級指導者ライセンスを持っていて、GKも昔で言うC級を持ってるけど、じゃあ子どもにそこで習う指導要綱通りに教えるコーチと、楽しんでやろうよ、お父さんも一緒にって言いながら上手くなっていくのだったら、どっちがいい? プロになれる選手は一握りで、でもGK人生を充実させることはできる。だってさ、じゃあ自分の息子がGKやっていて、試合で点取られたら悲しくなるけど、一緒に泣いて笑ってやりましょうよ、僕もそうだったから、って言われたら『そうなんですか』って思えるし、それができるのはオレたちだけだと思っている。」

Q:ちなみに有料会員の会費はもう決まっていますか?
「月額5000円に決めました。この金額が高いと思われないようにしっかり取り組んでいきます」

Q:もっと高くないとできないのかなと思っていました。
「でも、正直一番ちょうどいいところかなと思っている。かなり良い値段設定のところを突いているんじゃないかな。こういう構想って、10年以上前から考えていたことだから」

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