【名古屋vs広島】レビュー:9度目のウノゼロ、17回目のクリーンシート。シーズン最終戦も、名古屋は実に名古屋らしく。
■明治安田生命J1リーグ第34節
12月19日(土)名古屋 1-0 広島(14:03KICK OFF/豊田ス/16,825人)
得点者:86’前田直輝(名古屋)
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9度目の“ウノゼロ”はカタルシスの塊だった。守りも守ったり86分間、1年の疲労も色濃いチームを救ったのは途中出場の前田直輝である。先行逃げ切りではなく、土壇場での決勝点に声援はなくともスタジアムは沸いた。17回目のクリーンシートは9度目の1-0というスコアで飾られ、名古屋グランパスは9年ぶりとなるAFCチャンピオンズリーグへの挑戦権をその手中に収めている。3位は最高の順位ではないが、過去2年間の残留争いを思えば躍進と呼ぶにふさわしい成績だ。「素晴らしい1年にする、と約束した。その約束を守れて本当に良かった」。知将と呼ばれるイタリア人指揮官は、誇らしげに語り、戦い抜いた選手たちを称えた。それは名古屋が久々に迎えられた、とても穏やかなシーズンの終幕だった。
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