赤鯱新報

赤鯱新報より新年の挨拶

あけましておめでとうございます。
旧年中は大変な状況の中でも多大なるご愛顧をいただき、ありがとうございました。

7年目を迎える赤鯱新報ですが、新型コロナウイルスの影響はまだまだ色濃く、十分な内容の記事を皆様に提供できていないこと、申し訳なく思っております。
諸処の取材制限の中で今後は何をすることができるのか、2019年以前の考えでは足りないということは重々承知しています。
ただ、できるだけ選手に近く、チームの傍で、名古屋グランパスというチームの姿をとらえてお届けしたいという考えは変わっていません。
そのために何ができるか、必要なのか。
昨年は緊急事態の中での対応となってきた部分を、“Withコロナ”という現実に捉え直していきたいと思います。

と、暗い話はここまでにして。

今季は3位と躍進したシーズンの次の1年であり、グランパスを取り巻くすべてが期待に胸膨らます1年です。
その中でチームは何を考えるのだろうと考え、やっぱりこれしかないと思うのが「勝つ」というシンプルな言葉でした。
フィッカデンティ監督の作るチームはまず勝利を目指します。
そのための方策を練り、チームを作り、あらゆる方向性を勝点3とタイトル獲得という目標へ向けていきます。

2020年、彼らが作ってきた土台とは守備ではなく、勝つとは何かをその身に叩き込んだことです。
美しくも勝つ、泥臭くも勝つ、攻め勝つ、守り勝つ、何が何でも勝つ。
勝点1だって時と場合によっては勝利に値します。彼らは負けることを嫌うチームになったのです。
それは、結果に直結する執念です。その性根が名古屋というクラブには備わりました。

だから、今年も彼らは突き進むでしょう。勝利に向かって。勝利と思える結果に向かって。

赤鯱新報はそれを追いかけます。
今年もよろしくお願いします。

スポーツライター
今井雄一朗

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