赤鯱新報

【クラブニュース】2020年度中部運動記者クラブ サッカー分科会最優秀賞にランゲラックが選出!

本日2月25日、オンラインにて中部運動記者クラブ サッカー分科会の最優秀賞の発表が行われ、名古屋グランパスのランゲラックが表彰された。昨季のリーグ最少失点の要として、また17試合もの無失点試合を達成した原動力としての評価が高く、静岡を含む報道記者から最多得票を得ての受賞となった。同賞は1999年度から始まり、過去にはウェズレイやマルケス、本田圭佑、ストイコビッチ、ケネディ、永井謙佑、楢﨑正剛、ジョーなどが選ばれている。昨季は名古屋のU-18がチームとして受賞していた。

ランゲラックは開口一番、「クールなトロフィーだね!」と破顔一笑。このタイトルが別名“中部のバロンドール”だと聞かされると「じゃあこれで僕もメッシやロナウドと同じレベルってことだ」とニヤリ。普段から自分が取り上げられているメディアはチェックしていると言い、「こうした賞をもらえたことで、皆さんと良い関係性を築けていると思った」と改めて受賞の喜びを表現した。常日頃からメディア対応は抜群のランゲラックは気さくな語り口で我々取材者も楽しませてくれる。どんな質問にもしっかりと考えて答えてくれるので、こちら側としてもリスペクトと感謝の意をもってこの受賞を喜びたい。

開幕を目前に控え、ランゲラックは「今年には期待している」と言葉に力を込めた。「ワクワクするシーズン、挑戦を求められるシーズン、激しい闘いが続くシーズンになる」と1年を見通し、そのためにも開幕戦から勝利を得ることで自信をつけたいときっぱり。「そうすれば最後にはすべてが可能になる」という言葉には、個人としてもチームとしても10年近い久々となるACLでの好成績も含まれている。昨日の記者会見ではフィッカデンティ監督が「まず中断までを駆け抜ける。1試合1試合を戦う」と言っていたが、守護神もまたその気概で臨むと言う。「開幕前のこうした時に、希望的観測はしたくない。勘定はせず、ピッチで集中する」。38試合の長丁場も、その気持ちに変わりはない。

試合数の増加、ACLという未知の舞台、昨季結果を残したことでの周囲の期待、昨シーズンになかった要素は多く、難しい戦いにはなるだろう。しかし最後尾にミッチがいる、と思わせてくれる存在感を、ランゲラックは本人の想いと同じく我々にも感じさせてくれている。「私のキャリアの中でベストな決断だった」という日本での4年目のプレーは、過去最高のパフォーマンスを期待して良さそうだ。

【記者会見】

ランゲラック選手
Q:まずは今回の表彰のトロフィーは受け取られましたか?
「これですね、ベリークール!(笑)」

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