赤鯱新報

【名古屋vs横浜FC】プレビュー:ここは分岐点、あるいは“次”への試金石。チームの一体感が名古屋をさらに強くする。

■明治安田生命J1リーグ第5節
3月17日(水)名古屋vs横浜FC(19:00KICK OFF/豊田ス)
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自信があるから慎重にもなる。慎重とは軽率の対義語であり、軽率とはフィッカデンティ監督が最も嫌う、勝者に不要のメンタリティーだ。開幕からすべて1点差での4連勝と、勝負強さに秀でたところを見せる名古屋が誇る戦いの秘訣はひとえにこの“油断大敵”というファイティングポーズにある。最初から守り勝とうとも、1-0に仕留めようとも思っていないが、失点を重ねて勝点を失うくらいなら試合の鎮静化を望むのもまた彼らだ。「相手にとって『あ、このチーム嫌だな』とか『うわ、負けそう…』とか思われるチームに今、なってきていると思う」という米本拓司の実感は、進むべき方向性に沿って名古屋が歩み始めたことを改めて知らしめる。

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