赤鯱新報

【名古屋vs広島】レビュー:求める現実の結果と、その上で望む理想の質。“無失点街道”は前人未踏の域へ。

■明治安田生命J1リーグ第19節
4月14日(水)名古屋 1-0 広島(19:33KICK OFF/豊田ス/7,986人)
得点者:22’丸山祐市(名古屋)
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やられる気がしない。守護神ランゲラックの感覚は、もはや我々にとっても共通のものである。点を取られる気がしない、だから1点奪えばなおのこと、負ける可能性が遠のいていくように感じる。自陣でひたすら身を隠すように守りきるのではなく、相手の良さをあらゆる方策をもって封じていく巧みな守備はグレードアップに余念がない。指揮官は「名古屋には“勝ちパターン”はなく、毎試合それぞれのストーリーがあって、そこをどう勝ちきるかという準備の仕方をしている」と語ったが、攻守一体のスタイルの中では守り方が変われば攻め方も変わるということか。今回の広島についてもいくつかの突破口を見出した中で、その一つが見事に結果をもたらした。

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