赤鯱新報

【名古屋vs川崎F】プレビュー:高度なサッカーを観る90分。最強の矛と最強の盾の戦い、だけには留まらない首位攻防戦。

■明治安田生命J1リーグ第22節
4月29日(木)名古屋vs川崎F(15:00KICK OFF/豊田ス)
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今季の山場とも言える6日間が始まる。まだ12試合を終えたばかりで、38試合に膨らんだ2021年のリーグ戦を思えば何を時期尚早な、と思うところもあるが、それでもやはり重要だ。首位のチーム、しかもどう考えても一つ抜けた存在にある王者を直接叩く貴重な二度の機会が、この1週間足らずで終わってしまうのだ。丸山祐市は「間違いなく『あそこで負けなければ』とか『あそこで勝っていれば』ということになる試合」と表現したが、正しい認識だと思う。この2試合が終われば後はある意味他力になる。人事を尽くして天命を待つとは、自分たちでどうにもできないこともある、という状況をも含む。例えば名古屋と川崎が、この2試合の後に全く同じ成績を挙げたとすれば、4月29日と5月4日の結果はそのまま順位を決める要素になる。単なる6ポイントゲームとして数えるには、あまりに大きな意味合いがリーグの現況からは付加されてしまう。

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