赤鯱新報

【名古屋vsC大阪】レビュー:この上なく堅実で順調な“再起動”。ウノゼロ以上に発揮された、名古屋のあるべき姿。

■明治安田生命J1リーグ第13節
5月8日(土)名古屋 1-0 C大阪(15:00KICK OFF/豊田ス/4,898人)
得点者:66’吉田豊(名古屋)
———–
ある意味では、予想通りの結果になった。大量失点での連敗を喫した名古屋だったが、その性質を思えば何か特別なアクションを起こすよりも、まず以前の勝ち方を“復習”することの方が得策と言えたからだ。「やることを変えていろんな方向にいくのが一番ダメ。シーズンの中では負けることはある」。米本拓司の言葉は正論にして真理だ。たった2回の負けで変えてしまうような薄っぺらいサッカーを名古屋はしていたわけではない。正しく使えば勝てることを、負けずにいられることを彼らは何度も実証してきた。まずは闘い、そして守り、勝利へつながる得点の機会をつかむ。言葉にすれば当たり前に過ぎる名古屋の兵法だが、その威力、効力は未だ健在であることをこの一戦の結果は強く示している。

ベーシックは、しかし一部にアップデートを施されてホームのピッチに配された。

(残り 3415文字/全文: 3856文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ