「またしっかりとスイッチが入っている手応えがありますので、明日からまたしっかり闘っている姿をファミリーの皆さんに見せたいと思っています」マッシモ フィッカデンティ監督試合前記者会見の様子
〇マッシモ フィッカデンティ監督
Q:まずはおかえりなさい、監督。まずは監督の日のことを伺いたいのですが、川崎戦の日にのどの痛みを感じてオンサイト検査を実施しました。あの日にそれを言い出すのはある意味で勇気のある、素晴らしい判断だったと思うのですが、その時の気持ちを聞かせてください。
「今この世の中は、世界中で新型コロナウイルスというものに苦しめられていて、今なお明確ではないことがあったりする中では、何が一番大事なのかと順位を付けるものではないと思います。そして我々サッカーの中に生きている者にとっては、サッカーはあまりにも大事なものではあり、サッカーの中に生きていくことは変わりありませんが、ただその瞬間、瞬間の中ではこの新型コロナウイルスとどう付き合っていくか、一緒に暮らしていくかという中では、やっぱり疎かにしてはいけないことがあります。今年に限っては間違いなくそういう状況であるというのが絶対のことでもあります。そういった正しいことができたのは良かったと思います。もちろん起きてはいけないことで、それが試合の日で、こうして称賛していただけたことはありがたいですが、そういった影響が当日だっただけにゲームに出てしまったかなというのは、私も含めてチーム全体としてそれではいけなかった、という位置づけをしなければなりませんが、すごく残念に思うことではあります」
Q:監督の状態というのは経過としてどうだったのでしょうか。元気と言っていい状態だとはコーチに聞いていましたが。
「その質問の通りで、良かったです、というだけですね」
Q:試合中も連絡を取りながら指揮を執られていたとのことでしたが。
「あの状況では自宅で試合を観ることしかできなかったわけですが、本当の同時中継でないことは皆さんもご存知だと思います。何かテレビの場面を見ながら『このタイミングで~』などという指示を通訳に電話していたことはなく、それでは20~30秒前の映像を見ながらになってしまいますので、それでは意味はありません。そういったつながり方はしていませんでした。遠隔操作ということはなかなかできませんし、テクニカルエリアで指示を出すようなことは不可能ですね。映像が見られないので、同じタイミングで。少し遅れながらでも試合の方向性を、ということは言えると思いますが、それでも私はその瞬間、瞬間の指示の方を大事にしますので、そこにいるスタッフでできるだけやってくれ、ということを伝えていました」
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