赤鯱新報

【徳島vs名古屋】レビュー:勝点を得たのか、失ったのか。新たなバランスを求められた一戦に、引き分けの価値はいかほどか。

■明治安田生命J1リーグ第15節
5月22日(土)徳島 0-0 名古屋(18:03KICK OFF/鳴門大塚/5,738人)
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結果として、様々なものを“差し引き”して考えなければならない試合になった。首位を独走するチームを追う一番手としての立場からすれば、アウェイとはいえ昇格組と勝点1を分け合ったのは痛手以外の何ものでもない。試合内容でもある程度は想定内として相手の持ち味を出させたところがあったとしても、そのスタイルに試合の流れを支配される時間帯が少なくなかったことにポジティブな要素はない。印象としては鳥栖戦に近いものがあったロングボールとポゼッションの併用に対する劣勢は、名古屋が乗り越えるべき課題としてそろそろ考えてもいいだろう。だが、彼らは大きな問題を抱えて挑んだ試合でもあったことは考慮すべきでもある。

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