【名古屋vs三菱水島FC】レビュー:5-0のスコア以上に強かに。どこまでも名古屋らしく、その貫禄は表現された。
■天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会
6月9日(水)名古屋 5-0 三菱水島FC(18:00KICK OFF/長良川/1,886人)
得点者:36’藤井陽也(名古屋)39’長澤和輝(名古屋)64’マテウス(名古屋)89’石田凌太郎(名古屋)90+1’マテウス(名古屋)
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勇敢なる三菱水島FCに対し、あえてこういう表現をするが、“格下”を迎え撃った名古屋は本当に一切手を抜かなかった。自分たちがことさらに“格上”であろうと振る舞いもせず、下手にチャレンジャーのような立ち向かい方もしなかった。相手の良さを理解し、自分たちに仕掛けてくるであろう戦術に対して最もリスクを負わない戦い方を講じ、その結実として5得点を挙げて次のステージに進んだ。攻めあぐねていたように見えた前半はいわばボディブローであり、じわじわと余力を削られていった三菱水島は後半に少なくとも意識の面で息切れした。当然と言えば当然でも、その結果に向かう道筋の作り方について、名古屋はどこまでもしたたかだった。
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