赤鯱新報

【今こそ借りたい“先人の知恵”:増川隆洋が語る、ACL経験談】 ACLは手探りの部分が多い、考えることの多い大会である。

いよいよ目前に迫ってきた9年ぶりのAFCチャンピオンズリーグ。あの頃とはレベルや質、大会開催の方式もずいぶんと違ったものにはなっているが、それでもアジアで戦うということの意味、Jリーグとの違いには変わらぬものがそこにはあるはず。前回の小川佳純に引き続き、先日「赤鯱探訪」にご出演いただいた増川隆洋にもACLのことを聞いていた。クラブ初のアジアの舞台を戦った彼らの感覚は似通ったところがあり、未知の部分が多い大会で何が必要なのかは改めて認識するところ。さて、増川の意見に耳を傾けよう。

増川隆洋が語る、ACL経験談:ACLは手探りの部分が多い、考えることの多い大会である。

Q:ACLは増川さんたちが出場して以来のことになります。
「2012年以来になるんですね」

Q:海外遠征というのはJリーグの遠征とはまた違ったところがありますよね。
「でもけっこう面白かったです。移動するのも楽しかったですし、遠いから疲れるということはあるんですけど、まったくサッカーが変わるので。日本人と外国人ではプレーの感覚がまったく変わるなと言うのは、面白かったです。日本人はマメなので、こう、一つボールが動くだけでもポジショニングを直すし、だから僕らがボールを持ってパッと見てもなかなか穴はないんですよ。でも外国人はけっこう人に行く癖が強いので、パスコースはすごく空いているんですよ。だからパスはすごく出しやすい。でも出した後を潰される可能性はけっこうある。そういうところで違うなと思いながら、パスは出しやすいなあ、と思って出していたり(笑)」

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