赤鯱新報

【赤鯱探訪】中村直志編③「ACLはバトルしないと。生きるか死ぬかでやらないと」

名古屋グランパス スクールコーチ
中村直志
(2001~2014 名古屋グランパス所属)

今回はやや変則的な形でお届けする。2014年限りで現役を引退し、その後はクラブに社員として残った中村直志さんが、今年から指導者へと転身した。引退当時は指導者への興味はないと言っていた彼にどんな心境の変化があったのか。それはぜひとも聞きたいことだった。そこで間もなく開幕するAFCチャンピオンズリーグの出場経験も豊富な中村さんに、“探訪”としての引退後のこと、そして自分たち以来のACLを戦う後輩たちへのエールについて伺おうというのが今回の趣旨。気づけば名古屋グランパスのことを誰よりも知る存在になりつつある“背番号7”は、選手時代よりも饒舌に、充実のセカンドキャリアを語ってくれた。

赤鯱探訪・中村直志編③「ACLはバトルしないと。生きるか死ぬかでやらないと」

Q:ここからは話を変えて、選手時代のことを含めてACLについて聞いていきたいと思います。ちょうど前回のACLを戦っている時代についてはどう思い出せますか。
「一言では言い表せないですけど、ACLをやっていた頃は本当に充実していましたよね。プレーにしても、チームの中のレベルにしても。でもACLは初めての経験でしたし、Jリーグと並行して戦うことも初めてだったので、集中はしているんだろうけど、どっちに重きを置くのかというところで、どっちもとは言っても体力には限界がある。そういうはっきりしたものがあれば、もっと選手も集中力が高まるんじゃないですかね」

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