赤鯱新報

【名古屋vs浦項】レビュー:采配も駆け引きも読みも準備も。全てを的中させた名古屋が予選のライバルを一蹴。

■AFCチャンピオンズリーグ グループステージ MD1
6月25日(金)名古屋 3-0 浦項(19:00KICK OFF/ラジャマンガラ)
得点者:34’柿谷曜一朗(名古屋)65’マテウス(名古屋)82’マテウス(名古屋)
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腹の探り合いにおいても、イタリアの知将が完勝を収めた。あらゆる場面、状況、力関係を想定して試合に臨むフィッカデンティ監督の真骨頂が、この浦項との90分間には満ちていたと言える。もっとも、相手に退場者が出ることまではもちろん想定外ではあっただろうし、ここまで打つ手打つ手が決まって3得点を得られるとまで考えていてはむしろ楽観的に過ぎる。名古屋は彼らの用いる策のうちのいくつかを、見事に浦項対策として落とし込んで戦った。想定内でもあり、想定外でもある快勝劇は、もしかするとタイに渡る前からレールが敷かれていた。

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