【浦項vs名古屋】レビュー:全勝ならずも得たものは大きく。9年ぶりのアジアの歩みは順調に次のステージへと。
■AFCチャンピオンズリーグ グループステージ MD6
7月7日(水)浦項 1-1 名古屋(19:00KICK OFF/ラジャマンガラ)
得点者:51’前田直輝(名古屋)88’ボリスタシチー(浦項)
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このチームの哲学である「勝つためにプレーすること」と、予選の1位通過が決まっている状況だからこそできるいくつかのチャレンジ、そして名古屋が持っている底力が、ちょうど釣り合ったところにあったのが1-1の引き分けだったということだろう。勝利には一歩及ばず、かと言って必勝の気概で臨んだ浦項に対し、劣勢を繰り返したわけでもない。一進一退の攻防、やや守りよりと言ったところが正直な感想で、それは主に後方に据えられた“出場機会の少ない”選手たちにとっては大いなる経験にもなった。スコアはプラスマイナスゼロでも、チームの底上げにはプラス収支と考えたいところ。失点は残念な形ではあったが、糧にしようと言えるだけの蓄えがあったからこそ、名古屋はこの一戦にトライアルの要素を持ち込むことができている。
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