赤鯱新報

【鳥栖vs名古屋】レビュー:勢いとスコアが反比例する歪な90分。結果を受け入れ、名古屋は次への英気を養う。

■明治安田生命J1リーグ第20節
7月17日(土)鳥栖 3-1 名古屋(19:03KICK OFF/駅スタ/8,476人)
得点者:39’オウンゴール(名古屋)48’中野嘉大(鳥栖)51’酒井宣福(鳥栖)80’小屋松知哉(鳥栖)
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名古屋にしてみれば不運もあり、同時に力負けでもあった。両チームが置かれた状況、環境は考慮する価値はあっても言い訳にすれば負け惜しみにも聞こえてしまう。「いつもだったらというのはおかしいかもしれませんが」と中谷進之介は本音をこぼしたが、それは文字通りの本音であり、確かに鳥栖のゴールに神がかったところもあったのは確かだ。それが入ってなぜマテウスの、シャビエルの、森下龍矢のシュートは入らなかったのか。GKの質に決して優劣はなかった。だからこそフィッカデンティ監督は抑揚の少ない語り口で、「変わった試合だった。いろいろなことがありすぎた」と表現したのだろう。現実主義者の言葉としては、珍しい台詞だ。

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