赤鯱新報

【横浜FCvs名古屋】レビュー: 最下位に惨敗。すり減った“名古屋らしさ”を、自覚させられるような戦い。

■明治安田生命J1リーグ第23節
8月9日(月)横浜FC 2-0 名古屋(18:03KICK OFF/ニッパツ/4,222人)
得点者:9’オウンゴール(横浜FC)33’松尾佑介(横浜FC)
———–

正直な意見を述べれば、これは惨敗だったのだと思う。点差は2点で、大敗などと表現される数字ではない。かと言って完敗かと言うと、やはり表現としてはより厳しい印象が強くなる。試合後、オンライン会見に現れたフィッカデンティ監督の表情は憔悴とも疲弊ともとれる沈んだものだった。これまでどんな試合でも張りのある声で試合を総括し、威厳を醸し出していた指揮官が訥々と話す姿には、「今自分たちがこの状態になっているのかということを謙虚に見つめ直して」の“この状態”がどれほどのものかが滲み出るようだった。

日本列島に台風が接近し、J2の金沢のホームゲームは中止になった天候状況は、ニッパツ三ツ沢のピッチにも恐ろしく強い風を吹かせていた。

(残り 3508文字/全文: 3917文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ