赤鯱新報

【鹿島vs名古屋】レビュー:達成度の高い快勝劇。10年ぶりのカップ戦ベスト4に、名古屋の充実度は増すばかり。

■JリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝 第2戦
9月5日(日)鹿島 0-2 名古屋(18:03KICK OFF/カシマ)
得点者:22’稲垣祥(名古屋)57’シュヴィルツォク(名古屋)
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手際も鮮やかに10年ぶりの準決勝進出は決められた。ファーストレグ、セカンドレグともに2-0の完勝は、鹿島が相手ということでもその価値を増すところがある。2戦目の鹿島には全体として運のなさが目立ったところもあったが、敵地で幸運を得るだけの戦いを名古屋がしたということだ。幸運の神様は通りすぎるその一瞬を逃さずに前髪をつかめというのは、確かイタリアの言い伝えだったか。決めるべき時に決めれば勝利はその手に握られる。「今日のサッカーの神様は、我々に微笑んではくれなかった」。敵将・相馬直樹監督のつぶやきはジョークでなく、この試合を表すひとつの要素として少なくない意味を持っていた。

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