【名古屋vsC大阪】プレビュー:正念場にして難局。それを味わい尽くさんとする強者の気概は名古屋に在り。
■天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権 準々決勝
10月27日(水)名古屋vsC大阪(18:00KICK OFF/豊田ス)
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勝てば天国、負ければ地獄。肌がひりつくような、いわゆる“痺れる”と表現される状況を比喩するにあたって、フィッカデンティ監督は何ともストレートで強力な喩えを持ち出した。一発勝負のトーナメントには確かに負ければ即撤退という厳しさがあり、長丁場のリーグ戦には負けを取り返す機会が残されている場合もある。時すでに遅し、という感覚はリーグにおいては終盤戦に、トーナメントにおいては90分間の中にあるもので、やはり勝ち上がりのシステムは天国と地獄が背中合わせで存在する。名古屋はここから4日間で二度のそういった戦いに臨み、そのどちらもで天国を味わうべく、全力をもってC大阪をねじ伏せにかかる。
小細工はなしだと指揮官は言う。
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