【名古屋vsC大阪】プレビュー:ありのままの名古屋で挑む初のカップファイナル。小細工なしの攻防にこそ、彼らの勝機は生じる。
■JリーグYBCルヴァンカップ 決勝
10月30日(土)名古屋vsC大阪(13:05KICK OFF/埼玉)
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一意専心。名古屋グランパスの肚はもう決まっていた。土台からして堅実さと執念でできているようなチームである。何か奇をてらうことであったり、決勝だからと特別に何かを用意することはなく、むしろ普段にはない側面を個の一戦への準備に対しては見せているようでもあった。水曜日の天皇杯を前に「どうして自分たちのやってきたことに自信を持たないのか」という旨の発言をしていたフィッカデンティ監督は、ファイナルを前にこう語っている。「相手がどうこうというよりはどれだけ自分たちの力を出せるかという方に、選手たちは神経を使ってもらいたい」。相手に合わせた戦いが得意でも、まずは自分たちのベースが発揮されてこそ。指揮官の想いは名古屋の戦い方ができれば勝てるという意味合いと共に、それができないことには対策も何もないという気持ちも透けて見えた。
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