赤鯱新報

「去年に引き続きというところでは、2年間を良い形で継続できたことの締めくくりと言える試合にもなるかと思います」マッシモ フィッカデンティ監督試合前記者会見の様子


〇マッシモ フィッカデンティ監督
Q:シーズン最終戦というものは結果もそうですが、いろいろなテーマを持って臨むことができる試合です。監督はいろいろなことがあった2021年の最終戦に何かテーマを持つとすれば、どんなものを考えますか。

「まずはどんな1年であったかというところ、去年に引き続きというところでは、2年間を良い形で継続できたことの締めくくりと言える試合にもなるかと思います。今年だけでなく、去年もあれだけの状況で戦った中で2年間続けるのは難しいことなので。そういった評価も自分たち自身でできるのかなと。タイトルも一つ持ち帰りましたし。その重みを自分たち自身でもたせて、来季のACL出場の可能性があるのならば最後まで諦めずにやりたいなと位置付けています。

今年はそういった成績があり、継続した戦い方ができた中で、カップを一つ獲りました。その報告で豊田章男社長にお会いする機会がありましたが、この流れに対してすごく評価をしていただきました。そしてチームへのサポートを今後も継続的にしてくださるということで、直接お会いしてパワーをいただきました。そこでそういった約束をしてきたからには私も小西社長も含め、責任をもって。こういう結果を出したからこそお会いできて、しかしお会いしたことですべて満足して終わりではありません。今年をどうやって終わるか、こういう終わり方をしかけている、この1試合に勝つ、負ける、で大きく変わる部分ではないすごく大きな“結果”としての成績を今年は出せていると思います。どう終わることで来年のスタートがどうなるか、という部分に大きな影響があるという意味では、より前向きなトライ、挑戦が来季にできるように、今年はやらなければならない、そういったお言葉をいただいているので、もう一度引き締めて。やはりそれだけのことを求められているクラブなんだなと、より実感しましたので。いろいろな言葉をいただいた中で、私も小西社長もそれぞれ深く考えて、それぞれの立場でどれだけのベストを尽くせるかが、結果として何をやるにしてもベストを尽くしたと言えるのか、ということを責任もってやらなければいけないな、と思っています。

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