赤鯱新報

【名古屋vs浦和】レビュー:懸命に無失点で終えた2021シーズン。激闘を終えた名古屋に、最大級のリスペクトを。

■明治安田生命J1リーグ 第38節
12月4日(土)名古屋 0-0 浦和(14:03KICK OFF/豊田ス/27,079人)
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0-0というスコアは当然のごとく、結果よりも内容についてを考える割合が増える。大苦戦でも勝てばそこにフォーカスがされ、支配しきっても負ければその一点が最も大きな要素になるもので、純粋に試合の質を語る機会がそこには生まれる。浦和はチャレンジングなチームだった。名古屋は懸命に闘った。試合の中のパワーバランスを振り返ると、抱く印象はそういったところか。名古屋を主語にすればファイティングポーズをとるのも必死だったと指揮官が言うように、シーズン55試合目の公式戦に注ぐエネルギーは厳しいものがあった。だが、2021年の名古屋は常に目の前の状況と真っ向から向き合い、最善手を選び、勝利への道を求めてきたチームである。その結果が、シーズン最終戦をスコアレスドローに終えるということならば、我々は納得もしたいところだ。勝って可能性をつないでほしかったのはやまやまだが、それにしても厳しい1年を彼らは過ごしてきた。

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