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赤鯱新報

【レジェンドインタビュー】玉田圭司「来年サッカーをやっている自分が想像できなかった。だったら違う視点で」part1

写真:玉田圭司さん提供

2021年11月11日11時11分。玉田圭司が現役引退を発表した。名古屋グランパスで計11年間を闘ってくれたクラブのレジェンドがスパイクを脱ぐことに一抹の寂しさを覚えつつも、23年間という素晴らしいキャリアの終わり方には、何やら心地よいものを感じていたことも確かだ。事実、引退から数日というタイミングで話を聞いた玉田はとてもリラックスした、ものすごく良い表情をしていた。時間も限られている中では彼のキャリアのすべてを掘り下げることはできなかったが、それでも“玉田圭司”というレジェンドの感じ方、思っていたこと、そしてサッカー選手としての誇りや意地といったものは感じられた気がしている。彼にこうして話を聞く機会はこれが最後ではないと思っているが、ひとまずはプロサッカー選手引退、お疲れ様でしたということで。23年間をぎゅっと詰め込んだ惜別のインタビューを、ぜひともたっぷり楽しんでいただきたい。

「だったらもう、辞めた方がいいかな」って。

Q:このインタビューはキャリアを終えて3日目というタイミングなのですが、やはりいつものオフとは違いますか。

「いや、特に今のところ何も変わらないかな。シーズン終わったらみんながオフになるわけで、それと同じ感覚。今のところね」

Q:確かにオフに入っていきなり来年のことは考えませんよね(笑)。

「そう(笑)。特にオレはオフ中にめちゃくちゃ身体を絞って、100%の状態で次のシーズンに入るタイプではなかったから。休む時は休む、という人間だったから、そういうのも関係しているのかもしれない」

Q:引退はとても大きな決断です。きっかけや、決断の理由は。

「何だったんだろう…。もちろん今シーズンもV・ファーレンでやろうと決めて、契約をして、J1昇格を目指した。一昨年とまったく変わらない気持ちで入った。身体はもちろんすごく良い感じでシーズンにも入れて、でも何だか試合に絡めない。その違和感、『ん?』ということが少し続いたんだよね。夏ぐらいに監督が代わったけど、それでも状況は全然好転せずに、ということが続いていた。その中で、“そっち”の方向に自分がむかっていって…。サッカーをやっていてもあまり楽しくないというか、何かモヤモヤしたものがずっと続いて、そのギャップみたいなものがどんどん拡がっていってしまって、だったらもう、辞めた方がいいかなって。奥さんともそういう話をしたんだけど、『辞めようかな』『辞めた方がいいね』と。そっちの方になっていったという感じだったかな。何かきっかけがこれ、というものは特には…」

Q:心が自然にその方向にむいていったんですね。

「そう。来年サッカーをやっている自分が想像できなかったんだよ」

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