赤鯱新報

【レジェンドインタビュー】玉田圭司「来年サッカーをやっている自分が想像できなかった。だったら違う視点で」part2

写真:玉田圭司さん提供

part1はこちら

こんなこともできたんだ、って自分でも思った。

Q:ドイツワールドカップの年に名古屋へと移籍してきます。これも大きな決断でした。

「そう、今思うと大きな決断だった。一番長く在籍させてもらったチームになったし」

Q:柏も降格したシーズンで、J1のチームに移籍してくるのはいろいろな気持ちも湧いてきたと思いますが。

「あの時はオレもケガをしていて、中足骨を骨折していた。でも翌年にワールドカップを控えているとなって、目の前にあるチャンスを逃したくなかった。レイソルにはめちゃくちゃ愛着あったんだけど、チャンスを逃したくなかったし、当時のJ1とJ2なら代表に入るチャンスは違うのかなと自分では思っていたから、名古屋からのオファーをもらった時には『行こう』と決めさせてもらったんだけど。でも、行けて良かったと思ったし、ワールドカップにも行くことができた。レイソルにも名古屋にも感謝しています」

Q:ただ名古屋でも最初の2年間は苦労されました。

(残り 4366文字/全文: 4865文字)

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