【レジェンドインタビュー】玉田圭司「来年サッカーをやっている自分が想像できなかった。だったら違う視点で」part4
とにかく最短で指導者ライセンスを取りに行きたい。
Q:そしてプロサッカー選手のキャリアが終わりました。今後についてです。指導者の話も出ましたが。
「うん、絶対に指導者、と言っているわけではないんだけど、いろいろ経験してきてサッカーの深さとか楽しさとかがどんどん増しているんだよね、今。選手を辞めたのはそれが、ちょっと消えてしまうような怖さがあったから。この1年間、オレにとってはすごくしんどいところがあって、試合に出さえすればもちろん特別な自分のプレーを出せる自信はあったんだけど、それを披露する場がない。だったら違う目線で、ということを思って。ということがけっこう続いていたのが、キツいところで。そうなると指導者への気持ちがどんどん強まっていった。自分だったらこういうサッカーをしたいとか、このメンバーがいるならこういう風にやるのに、とか。想像が膨らんでいくと、指導者という道が見えてきた。これから時間が経つにつれて、他にも自分がやりたいと思うことが出てくるのかもしれないけど、とにかく最短で指導者のライセンスは取りに行きたいという気持ちが今は強い。自分が良い監督になれるか、良いコーチになれるのかはわからないけど、その可能性を自分で模索したいなって」
Q:二度目に名古屋を出る時にも、青木選手や杉森選手に「もっと教えたかった」と言っていましたね。そうやってサッカーを伝えたい、という気持ちが大きくなったのはいつ頃ですか。
「30歳を過ぎたくらいからじゃないかな、どんどん伝えたいという気持ちが大きくなっていったのは」
Q:玉田さんにとって良い指導者ってどんな条件があるんですか?
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