赤鯱新報

【赤鯱新報2021オフ特別企画】森下龍矢と振り返る、2021年名古屋グランパス全選手レビュー!!part3

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14.木本恭生
・On The Pitch
恭生くんはですね、空中戦がヤバイんですよ。これはミンテくんともよく話題にするんですけど、藤井はシンプルに身長がデカいじゃないですか。恭生くんももちろんデカいんですけど、でも190cmの相手と競り合えば身体的なところで厳しいのかなって思っちゃうじゃないですか。勝つんですよ。藤井と違うのは、そこに“不思議な力”が働いてそうなところ(笑)。解明不可能な力が恭生くんの空中戦には働いている気がしているんです。よくミンテくんや他の選手とも話すのは、恭生くんは決して足の速い方の選手ではないんです。で、ジャンプの筋肉とスプリントの筋肉は同じところがあるので、足速い選手がジャンプ力もあるというのはよくあることなんです。でも練習でジャンプのメニューとか見ていても、恭生くんは一切そういう特別なところがないんです。うわ、速い!とか練習のジャンプすごっ!みたいなことはないんです。だから解明不可能な力が恭生くんにはあるんです(笑)。ミンテくんも「何で!?」ってなってます(笑)。ミンテくんもセンターバックで、負けたくない、と思っているらしいんですが、「強いんだよなあ」って。むしろこれは恭生くんに聞いてほしいです。どうなってるのかと。


・Off the Pitch
究極のイジられ役です(笑)。ほんとすごい。和也くん、シンくん、直輝くん、この3人はほとんど敬語を使ってない(笑)。でも恭生くんのすごいところはそういうところでも包容力があることで、一見無礼に見えるイジりでも、すべてを吸収してしまう。「おう、全然いいよ」みたいな。その包容力と吸収力がすごいです。イジられても、返すことなくニコニコしています。たまには「それ違うよ!」みたいな返しもしますけど、だいたいなニコニコしています。そして和也くんと仲が良い。あの二人はニコイチですね、もはや。

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