赤鯱新報

【名古屋vs柏】レビュー:収穫は多くも勝負は痛み分け。前進と停滞の収支が勝点1の意味。

■明治安田生命J1リーグ 第5節
3月20日(日)名古屋 1-1 柏(14:03KICK OFF/豊田ス/11,859人)
得点者:6’細谷真大(柏)18’マテウス(名古屋)
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このチームにおいて“前線”に数えられるポジションの選手が得点し、勝点1を確保した。内容には一歩以上の前進も見られた一方で、結果はまたも勝点3に届かなかった。絶対王者に善戦した前節の敗戦が「半歩前進」ならば、この引き分けもまた半歩ばかりの前進とすべきなのだろう。「90分を通して自分たちが、しっかりとしたサッカーをするのはなかなか難しい」。対戦相手にもよるが、掲げたスタイルの体現は一定以上のレベルで、一定の時間は表現できるようになってきた。裏を返せば質も量もまだまだ不足しているが、今はまず“それができる”ということが重要だ。一戦ごとに強くなる名古屋が、柏に見せた可能性は小さくない意味があったと思う。

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