赤鯱新報

【名古屋vs広島】レビュー: 好試合が一転、敗戦に。それでも見つめたいのは新たなオプションたち。

YBCルヴァンカップ グループステージ 第4節
4月13日(水)名古屋 1-2 広島(19:33KICK OFF/豊田ス/4,689人)
得点者:10’マテウスカストロ(名古屋)50’ジュニオールサントス(広島)84’森島司(広島)
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残念な気持ちや無念さというのは、それまでのことが良ければ良いほど強く募る。「勝点3を目指すというところでの選考はしたつもりです」と指揮官が覚悟したように語った一戦はまさにその言葉通りで、一種の賭けの要素もピッチ上には広がっていた。長谷川健太監督は「ガンバ時代にも東京の時にも使った形」と言い、リーグの札幌戦でも試合途中から採用していたとはいえ、必勝を期した戦いにフォーメーション変更を持ち出すあたりはさすがの勝負師である。ただし、中盤が3センターの3-5-2は、起死回生を狙って繰り出された渾身の一手になったはずのところ、思わぬアクシデントによって目論見は露と消えた。完璧に近い45分を演出できただけに、だからこそ、残念無念の思いは強くなる。

選手たちの気迫と集中力も素晴らしかった。3バックの構成は右から宮原和也、藤井陽也、そしてこの日が本格的な復帰戦となった丸山祐市である。

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