赤鯱新報

【名古屋を見つめる冷静な視点:増川新報】第9回前編:浦和戦の大敗に見た、“食われたグランパス”。

2022年も増川隆洋さんに、名古屋を見つめる別視点をご提供いただけることになった。聞けば聞くほどJリーグをしっかり見ているな…と感じる名古屋OBにしてレジェンドの一人に、今季も多くのことを学ばせてもらおうと思う。6月については月末にあった二つのビッグゲームに焦点を当てつつ、シーズンを折り返したチームについて多角的に議論をすることに。守備の問題、ストライカーについて、いま抱える長所と短所などなど。試合における細かな事象についても掘り下げてみたので、ぜひともご覧ください。

増川新報第9回・前編:浦和戦の大敗に見た、“食われたグランパス”。

Q:さて今回は6月に行われたリーグ戦のビッグゲーム2試合、浦和戦と鹿島戦にフォーカスしてお話ができればと思います。その前段としてルヴァンカップや天皇杯も行われていたわけですが…
「まあ、京都に圧勝して勝ちきってというところと、天皇杯も何とか抜けている。ランゲラックが負傷した広島戦ではFKを決められて、退場しつつも粘り強くというところもありつつと」

Q:浦和戦は0-3の敗戦でしたが、監督も言っていたのはルヴァンカップの勝ち方があまりにイメージが良すぎて、ある種の油断もあったのではないかということでした。
「あったかもしれないねえ…。あんなに一方的になるとは思わなかったし、京都のスタイル的にもそれはそうで。気持ちよく点が取れちゃったところもあったし」

(残り 6850文字/全文: 7471文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ