赤鯱新報

【柏vs名古屋】レビュー:“1-0”に詰まった数々の手応え。難敵相手の巧みな勝ち筋に、名古屋の底力を見た。

■明治安田生命J1リーグ 第20節
7月6日(水)柏 0-1 名古屋(19:03KICK OFF/柏/4,570人)
得点者:4’マテウスカストロ(名古屋)
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早々の先制点は“ゲームプラン”ではなかったとしても、90分を通してほぼ意図通りの試合に完結させたのは、間違いなく名古屋の方だった。すべてを支配するような圧倒的な展開ではなくとも、自分たちよりも多くのシュートを打たれても、メンタルとしての主導権は間違いなく名古屋にあった。「しっかりと返す手を持ちながら戦えた」とは長谷川健太監督の手応えで、決してオープンな打ち合いにすることなく、しかしきっちり決勝点を守りきった。5試合ぶりの勝利はアウェイという条件も相まって価値も高い。欲を言えば追加点が欲しかったところだが、この日の彼らには1点で十分という安定感が満ち満ちていた。

勝負は4分で決まったといっても過言ではない。

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