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秋田サッカーレポート

【無料記事】サポートショップを申請したBUILDA合同会社の三浦直樹さん「ブラウブリッツ秋田に対して、僕らができることをやっていく」

ブラウブリッツ秋田が2月1日、地域一体で秋田を盛り上げる施策として「サポートショップ」の募集を開始した。

ブラウブリッツ秋田サポートショップ募集開始のお知らせ

この募集に対して秋田市のBUILDA合同会社が参加を申請し、同社が運営する「酒場 戸隠」「SUMMIT」「BEER FLIGHT」3店舗がサポートショップとなる。そこで申請の理由などをぜひうかがいたいと思い取材を申し込んだところ、同社代表の三浦直樹さんが快く応じてくれた。

プレミアリーグ好きで、ブラウブリッツ秋田の縦に速いサッカーも楽しんで観戦しているという三浦さん。クラブとともに、これから先も長く歩んでいこうとする思いが感じられた。

 

サッカーとの関わりの原点は「柏レイソル」

 三浦さんは秋田に移住して来られたんですね。秋田に来られたのはいつですか。

 三浦さん:2010年の2月ですね。

もともと居酒屋を営んでいたのでしょうか。

三浦さん:僕自身は勤め人で、東京のアイリッシュパブで働いていたんですよ。ここ(現「戸隠」店舗、秋田市山王)は父と母が日本そば屋をやっていたんです。もともと父が秋田の出身で、昭和60年代に移住してきてここで商売をやっていました。僕たち子ども世代は生まれ育った千葉にいたんですけど、父の健康状態などもあって、僕も家族を連れて移住してここを拠点に始めました。 

秋田市山王のビル2階にある居酒屋「戸隠」

 

秋田市の「戸隠」といえばクラフトビール、という印象があります。

三浦さん:秋田に来て、最初はお客さんが来なかったので、なにかフラグを立てようと思いました。そこで「秋田でクラフトビールのフェスをやりたい」というフラグを立てて、それからですね。ここはビルの2階で、居酒屋で、本当のビアパブライフにはイメージがしづらい。ちゃんとビール飲みに行こうといって飲める店をちゃんと作りたくて、南通に「BEER FLIGHT(ビアフライト)」を作ったんです。

 山王エリアの人通りが減ったといわれています。その印象はありますか。

 三浦さん:減ってますね。昼は人がいますけど、夜は帰り道になっているというか、駅までいく中間地点のようになっているので。飲むなら駅前にするかというふうになる傾向はあると思います。  

三浦さんはもともとサッカーは好きだったんでしょうか。

三浦さん:そうですね。アイリッシュパブにJリーグの選手やJリーグ好きの人たちがたくさん集まっていて。その頃から「秋田にはJリーグチームないなあ」なんて言っていました。一度TDKサッカー部の天皇杯の試合が東京であって、そのときはウチのお客さんを連れてTDKサッカー部の応援に行ったこともありましたね。

 それではブラウブリッツ秋田というチームも知っていたんですね。 

三浦さん:はい。「戸隠」の近くに「SUMMIT(サミット)」というお店を開いて、そこは4年前から広告とスタジアムグルメの屋台出店という形でやってきています。「SUMMIT」が一番あきぎんスタジアムやソユースタジアムから近く、そこが主に窓口になってやっていました。

  地元のサッカーチームと関わりをもっていきたいと思っていたのでしょうか。

三浦さん:はい。そういう思いがありました。千葉県の柏に長く住んでいて、街に柏レイソルというチームが出来上がっていくところにちょうど出くわしたので。街が沸騰していくあの感じを、いつか秋田でもできればいいなという思いがありました。

ブラウブリッツ秋田は当時J3で、J1J2とは違う。それでも、ちょっと時間がかかりながらも地域に密着していって、カテゴリが上がったり下がったりを繰り返しながらも、最終的にずっと秋田の歴史のなかに残っていってくれればいいなあと思っていました。そのブラウブリッツ秋田に対して、僕らができることはなんだろうという考えが、屋台の出店やサポートショップ申請につながっていますね。サポートショップ申請も、関連情報を見つけてすぐに申し込みました。 

サポートショップとして南通の「BEER FLIGHT(ビアフライト)」も申請されています。南通にも人の動きを作りたいと思われたのでしょうか。 

三浦さん:そうですね。特にアウェイのサポーターは遊び慣れていると思うんです。海外でいうと、パブで飲んでという人が本当に多いんですよね。日本でもお風呂とビールとサッカーが一緒になった旅がある。その旅を鉄道で楽しむような乗り鉄さんも多いですし。彼らにしてみれば、秋田駅からソユースタジアムも決して遠い距離じゃなくて、南通もじゅうぶん歩いて遊びに行ける範囲なんです。「戸隠」などの運営会社である「BUILDA合同会社」のグループ全体として、特にアウェイサポーターの方たちを迎えるというところですよね。

新型コロナウイルスの感染症対策でなかなかやりづらいところもあるんですけど。ホームの人は自分たちの持っている「城」があるでしょうから、僕らはどちらかというと、外国人を含めてアウェイの人たちに寄ってもらって、そこで秋田のおもてなしができればいいなと思っています。 

秋田市南通亀の町にある「BEER FLIGHT」(写真提供 BEER FLIGHT)

 

 

スタジアムグルメの屋台は天候との戦い

スタグルの屋台は動員に左右されるところもあると思います。大変でしょうか。

三浦さん:大変です(笑)。秋田の場合は天候が。晴れて終わりということもないし、風が強くなったり、雨が突然降ってきたりというのがあるので。僕らは特に、ビールなんて外で飲んで温かいところで飲んでもらわなきゃという頭がある。まあそれも含めて、いいときばかり屋台を出していくわけじゃないんですよね。それも僕らの務めかなと思っています。昨季の動員でいえば、新型コロナウイルスの影響も大きいですね。 

スタグルの屋台を出したことで得られたものはありますか。 

三浦さん:新聞とかで伝え聞くような盛り上がりは、実際に現場に行ってみないとわからなかったものもあります。お客さんたちが「今日もこれ食べたかったんだよ」「待ってたよ」とか、そういう交流のきっかけにもなりました。

いまスタジアム問題で街が揺れていますが、なぜ「SUMMIT」をあそこに作ってブラウブリッツ秋田を応援したかというと、そこから派生して、試合前後にみんなで集まってサッカーの話をしたりできるような交流の場所を作りたいと思ったんですね。ホームはもちろんアウェイのサポーターも。

アウェイサポーターは本当にリサーチ力があって、どこにサポーターが集まってるかとか、どこで誰と飲むとか、どこで食べるとか、そういうのをすごく楽しみにしてアウェイに来る。そういったところで、少しずつお客さんが「SUMMIT」に行ってくれている。その点で商売というよりは、サポーターという存在が嬉しいなと感じています。

もっというとサッカーだけにとどまらず、八橋にスポーツをしに来たあとに寄ってもらえるような場所。いつもそこにある、変わらぬ存在であればいいなと思っています。ブラウブリッツ秋田の選手も、たまにふらりと来店してくれますよ。もちろんお酒は飲みませんが。 

あきぎんスタジアムやソユースタジアムからほど近い「SUMMIT」

 

コロナの状況がどうなるかわかりませんが、隣の山形からはアウェイサポーターがたくさん人が来そうですよね。新潟も期待したいところでしたが、本当に残念ながら月曜夜の開催になりました。 

三浦さん:山形は相当盛り上がるでしょうね。秋田の業者の人を含めて、アウェイサポーターが来て町が盛り上がるという効果を体験したことがないのでわからないんだと思います。来る人の数だけでもすごい。

僕は柏という街だったので。柏は駅から「レイソルロード」といって、レイソルのスタジアムまでいく散歩道があるんです。そこには商店街があり、スタジアムに行くまでに、柏のグルメとかいろんなものが体験できるいい散歩道があるので。そういうことも仕掛けられないかなと思っています。

「レイソルロード」は旗も立っているし、マンホールもマスコットキャラクターの「レイくん」が塗られていたり。秋田も駅を降りて千秋公園見ながら、旭川を渡って、通町のほうに行って。通町から一直線じゃないですか。通町で秋田のなまはげとか、竿燈とか、ホームゲームのときくらいはあげてもらって、みんなお店を開けてもらえれば、けっこう楽しい交流が生まれると思うんですよね。

 試合前後の「SUMMIT」の来客数に動きはありますか。

三浦さん:その日の動員、曜日、時間によります。試合が15時からだと、そのあと夕ご飯なので「ちょっと店に行ってみようか」という話になるんでしょうけど、これが13時だとスタジアムで食べる感じになるんでしょうね。秋田の場合は「ドアトゥードア」ですから、車で来てスタジアムに入って車で帰るという人が多い。

J3のときでいうと、近隣の県からも車で来る人がいました。福島のファンの人が「ビールうまそう!」って言ってくれたので「飲んでくださいよ!」と返したところ「いや、車で来たんですよ」というやりとりがありました。 

新しいスタジアムについて外旭川の話が出ています。私自身は八橋がいいと考えていますが、三浦さんはどのように考えていますか。

三浦さん:あきぎんスタジアムのところに作るのがベストですね。八橋はまわりにもスポーツ施設があります。秋田ノーザンハピネッツのアリーナの構想もあって、スポーツシティを県外の人にアピールしやすい。アクセスも、わざわざ新しくバスを走らせなくても市役所までたくさんバス走っている。駐車場問題で外旭川に設置するよりは、町としての魅力がより出てくると思うんですよね。

いまのソユースタジアムも悪くはないですけど、やっぱり球技専用のあきぎんスタジアムを立体的にドーンとやってもらうと、フィールドも近いし、すごくサッカーの醍醐味が伝わる気がします。 

 

 

 ●J2での戦いでは「相手に向かっていってほしい」

 ブラウブリッツ秋田の試合は観戦されていますか。

三浦さん:そうですね。仕事が空いている日は極力スタジアムに行くようにしています。ただ屋台に立たないといけない日もあるので、去年はほとんど観られませんでした。 

–J2を戦う今季のチームにどんなところを期待していますか。

三浦さん: 勝てるか勝てないかは別として、相手に向かっていく。特にホームでは絶対に負けないぞという気概を見せてくれればファンも付いてくると思うので。やっぱり(対戦相手の)名前負けしないように頑張ってほしいですね。 

ブラウブリッツ秋田のJ2での戦いについて。どのように展望されていますか。 

三浦さん:できればずっとJ2にいてほしいです。現時点ではJ1は高望みかもしれませんけど、J2にいてくれると動員だけでも1000人、1500人違うと思うので、そのほうがいいですよね。

J2で試合をやってみたら、J3のほうが実際はハードで大変な試合をやっていたというところもあるかもしれない。J2では対戦相手が攻めてきますからね。後ろを狙うチャンスができるので。昨シーズンとはちがう縦にカウンターに磨きをかけると、試合の結果だけでいえばあまり負けないかもしれない。そういう意味では守らなきゃいけない試合が増えますよね。そこからいかに速くゴールに向かうか、じゃないでしょうか。

 こうしてサッカーの話をしていると盛り上がりますね(笑)

 三浦さん:そうですね。サッカー好きはね(笑)

 –Twitterでプレミアリーグの結果などに触れています。三浦さんご自身はイングランドのサッカーを好きなのでしょうか。

三浦さん:はい。イングランドサッカーがずっと好きなので。最近のリバプールのように縦に速くて、SBが上がってゲームメイクしつつクロスも入れて1発決めるという感じ。なのでブラウブリッツ秋田の齋藤恵太選手のように足が速い選手はすごいなーと思って観ていました。 

吉田監督についてはどのような印象をお持ちですか。

三浦さん:すごいですよね。沼津から来て1年目でJ3優勝、J2昇格。きっと選手の気持ちを掴むのが上手な人なんだろうなと思います。あと去年に関してはスタートが遅れたぶん、そうとう走ったんじゃないかなと。チームが走れますよね、終了まで途切れず。そこが違うんだろうなと思います。

 ホーム開幕戦に向けて。どのような展開を考えていますか。

三浦さん:328日のホーム開幕戦では「SUMMIT鶏番鳥(サミットトリバンチョウ)」が屋台出店します。サポートショップ3店舗としては試合のチケットの半券をもってきた人向けのサービスなど、いろいろ考えて実施していきたいと思います。

 ありがとうございました。

 

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