東南アジアライター通信【第2節:国内リーグ(オーストラリア編)】入れ替え無き変則開催のコンペティションに未来はあるのか「オーストラリア・Aリーグ」
東南アジアのフットボールを専門とする4人の日本人ライターが、これまで知らされてこなかった “ニッチ中のニッチ” な現地情報を交換しあう日本初のコンテンツ。タグマ!にラインナップされた『フットボールフィリピン』『フットボールタイランド』『フットボールシンガポール』『ベトナムフットボールダイジェスト+』が亜熱帯のフットボールに誘なってきた好評の「東南アジアライター通信」に、今回から「東南アジア・プラス1」としてオーストラリアの『フットボール・ダウンアンダー』が加わります。
2月からスタートした新連載『東南アジアライター通信』。第2節のテーマは「国内リーグの特徴」です。今回は、地政学上はオセアニアに位置しながら、サッカーの世界で“アジアの異端”としてAFC転籍以来、独自の存在感を発揮し続けるオーストラリア国内のリーグ戦事情について『フットボール・ダウンアンダー』主筆のタカ植松が解説します。
15季目の来季に大きな変化。それでも、変則開催は続く。
「果たして、豪州はアジアなのか」―今回のお話を頂いて以来、なかなか答えを見いだせずにいる難問と再び向き合うことになった。
やはり、簡単には答えは出ないのだが、ただ確かなのは、アジアサッカー連盟(AFC)転籍以来、サッカーの世界で豪州はアジアの一員であり、“アジアの異端”として存在感を発揮してきた実績。そして、国家間の協力機構であるASEANには加盟していないもののフットボールの世界では、ASEANアジアサッカー連盟(AFF)のメンバーであるという紛れもない事実。その2点をして、ここで東南アジアサッカーの一員に加えていただくことの正当性は担保されると思いつつ、本稿を書き進めて行きたい。
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