バスケットボール・クラッチ

安齋HC、田臥勇太、ライアン・ロシター、鵤誠司「2018.10.12富山戦 試合後コメント」

2018.10.12(金)

〇栃木ブレックス 104 ― 富山グラウジーズ 84

 

?試合後のコメント

富山 ドナルドベッグHC

今日は栃木が良い試合をした。オフェンス、ディフェンス共にいいバスケットをしていたと感じた。栃木はメインの選手が2年前と変わらずにやっているということで、良いチームに仕上がっている。メインの選出はトム(トーマス・ウィスマン)がコーチされている時からずっと一緒に140試合ぐらいやってきているので、すでに仕上がっている。一方、自分たちはチームとしてまだ12試合ぐらいしか一緒にプレーしていないので、その経験が富山より栃木の方が優っていた。それが栃木の勝因だと思う。

―明日への修正点は。

ディフェンスをしっかり修正して、栃木の3ポイントを抑えていこうと考えている。今日は15本ターンオーバーをしてしまったが、明日は最小限にしていきたい。富山の選手たちはここからステップアップしてもらいたいし、それができる選手たちだと思っている。

 

栃木 安齋竜三HC

1週間準備してきたことを出せた時間帯が長かったので、今日のようなゲームになったのかなと思う。今日は、良い時と悪い時がはっきりしたゲームだった。後半のようなプレーをしていると明日はやられると思うので、そこはしっかり修正して、明日もう一度オフェンス力の高い富山にチャレンジしていきたい。

―富山を前半でかなり押さえ込んだと思うが、その点での評価は。

ジョシュア・スミス選手を自由にさせないことを準備してきた。後半もリバウンドはやられているが、ある程度はしょうがない。明日はそこを全員で頑張ってやれば、もっと良いディフェンスができると思う。

―ホーム開幕戦にあたり、今日は選手にどんな言葉を掛けたか。

開幕に関しては、特に意識したことはなく、どちらかというと富山の強力なオフェンスをどう止めるかということだけに集中して1週間やってきた。そこをどのぐらい出せるか、そこをアジャストされた時に、今度はうちがどうアジャストするかというところのやり合いだと思っていた。

―福岡の1戦目に続き、ベンチメンバーのステップアップ(前半だけで25点)が目立つ。ベンチ陣の活躍についてどう思うか。

プレシーズンからずっとだが、彼らがチームを引っ張っていることもあった。(スタートかベンチメンバーかは)先に出るか、後に出るかだけの違いだけで、彼らは責任を持ってしっかりやってくれていると思う。最初がダメでも彼らが戻すこともできるし、良ければそれを伸ばせる。そういう意味で、彼らの頑張りは本当にチームのためになっていると思う。

―「オフェンス面ではもっと改善できるかな」と言っていたが、HCから見て改善できると思う部分はどこか。

良いオフェンスができた時間帯が多かったので、それを続けていってほしかった。あとは、トランジションの判断でミスが出て点数が伸びなかったり、ファウルが取られなかったことでレフェリーに少し頭がいってしまい、ディフェンスに戻らないこともあった。もうちょっとトランジションの判断の良さが必要。また、スミス選手がいなくなった時にインサイドのオフェンスを何度か入れていたが、それがあまり良くなかった。ミスマッチになった時にそこを突くという判断もあるが、そこまで良かったオフェンスを、どこまで継続できるかが点数が伸びるところだったと思っている。流れを持って来れそうで持って来られなかった。

―ということは、快勝には見えるが、明日への危機感はあるということか。

明日始まって見たら逆の展開もあると思っている。そのためにも、しっかりディフェンスを40分やり通す力を付けていきたい。

 

ライアン・ロシター

ホーム開幕戦というてことで自分たちの気持ち的にも高まっていた部分もあり、ジェフも自分も高まりすぎてお互い1本ずつエアーボールがあった。そのことでも分かるように、最初はアドレナリンが出過ぎた部分もあったが、そこから試合が進むにつれて自分たち本来のパフォーマンスを取り戻すことができたと思う。

―後半から得点が伸びたが要因は。

常に改善の余地はあると思う。前半の最後に、自分たちがミスマッチでアドバンテージができていた時に、そこに固執しすぎて自分たちの流れを失ってしまった。それをハーフタイムで話し、そこには自分の責任があったので、第3Qで改善して、リードを伸ばすことができた。ディフェンス面で準備してきたところでミスもあったので、そこは明日修正していきたい。

―ベンチメンバーの重要性について

スタート、ベンチの選手という分け方ではなく、うちのチームは誰でもスタートとしてプレーできる選手がそろっているので練習の中でスタートの5人とベンチの5人という分け方はしていない。練習も、メンバーを混ぜながらやっているので、誰がどういうコンビネーションで出ても自分たちのやるべきことができるようになってきている。特に橋本選手はベンチからスタートして素晴らしいパフォーマンスをしてくれていると思う。

 

田臥勇太

富山はインサイドも強力で、バランスの良いチーム。オファンス力もすごいので、相手に点数を取らせないように、今週ディフェンスをしっかり準備してきたが、うまくいった部分と改善できる部分があった試合だった。あとはホーム開幕戦ということで、チームも会場の雰囲気を作ってくださったり、ファンの方が雰囲気を作ってくれたおかげで勝利を掴むことができ、ありがたかった。

―スミス対策もあり、今まであまりやらなかったゾーンを入れたり、前からトラップするなど、今までと少し違うディフェンスをやったと思うが。

どれだけ簡単にやらせないか、です。(スミス選手は)本当に強いので、特にゴール下でボールを持たれると大変なので。マッチアップしている選手は本当に頑張ってくれたし、ダブルチームに行った選手も頑張ってくれた。あとは、そこでさばかれた後、どうローテーションするかというのはチームのディフェンスにかかってくるので、そういう部分は試合相手によって対策を練って対応していくので、これからバリエーションがどんどん増えてくると思う。今回は、対富山ということでああいったディフェンスをした。

―富山の大塚裕士選手を抑えなくてはいけない中で、3ポイントを3本しか打たせなかったという意味ではいい傾向と言えるのでは。

3ポイントが得意な選手にどれだけ打たせないかというのも対策の一つではある。できる限り打たせないのが一番。3本を2本に、2本を1本にというメンタルでやっていきたい。

 

鵤誠司

―今日はどんな気持ちで試合に臨んだか。

ホーム開幕戦だったので、ファンの皆様と一緒に戦って勝ちたいという気持ちで臨んだ。久々のブレアリの雰囲気だったが、最高な空間だった。

―前半最後のシュート(3ポイントブザービーター)を振り返って。

時間がなくて、シュートを打ったのがたまたま入った。投げた瞬間、「あ、入ったな」と確信していた。

―入った時の気持ちは。

そんな驚きはなかったですね。「お、入ったな。当たり前だろう」ぐらいな。そんな感じですかね(笑)。

―明日はどう臨むか。

オフェンス力の高いチームなので、しっかりディフェンスから入ってブレイクにつなげられるようなバスケットを展開していきたい。

 

 

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