バスケットボール・クラッチ

チームの戦績、経営の両面で好調を続けるブレックスの課題とは?「鎌田社長インタビュー(後編)」

前編に続き、ブレックスの社長・鎌田眞吾氏に、チームの戦績、経営の両面で好調を続ける理由を聞くインタビュー。後編となる今回は、「今後の課題」をテーマに語ってもらった。

 

「プロスポーツチームとしての価値を高めていきたい」

―今シーズンは平日の試合が多く、平日は集客数が減ってしまうのではないかと思っていましたが、平日でもいっぱいになっていますね。

土日とは違う層の方に来ていただいているということもあると思います。スポンサー企業の中でも、土日は営業日で来ることが出来ない社員の皆様に案内したり、アリーナの近隣企業にチケット案内の営業をしたりという動きをしていますし、平日の試合は生ビールまたはソフトドリンクを1杯無料にするなど、「会社帰りに一杯」というフックを仕掛けています。仕事帰りの方々をターゲットに手応えを感じています。

当然、平日開催はチーム的にも非常に厳しさはあります。例えば土曜日、日曜日に試合をして、月曜日はオフになっているので、水曜日に試合があると火曜日はもう前日練習になってしまうため、選手たちは体力的にきついですし、コーチ陣も次の対戦相手のスカウティングをする時間が限られてきます。

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