ファンクラブ、チケット担当 須田彩子「夢だった “バスケットに関わる仕事”ができているという幸せ」インタビュー【無料記事】
初めて観たプロの試合に衝撃
—ずっと選手としてバスケットに関わっていたのですか。
高校までは選手をやっていて、大学生の時に学生連盟という大学生の試合を運営するスタッフをしていました。大学生の時に東京オリンピックが決まり、Bリーグ開幕が決まり、そのタイミングでバスケットに関わる仕事がしたいと思ったのが入社のきっかけでした。
—そうすると、ブレックス以外にもいくつか入社候補として挙げていたチームもあったのでしょうか。
いえ、ブレックスしか考えていなかったです。
―入るならブレックスと決めていたということですか。
初めて観たプロのバスケットの試合が、ブレックスの試合だったんです。そこで衝撃を受けたというか…。
私はずっと大学生の試合を運営してきましたが、やはりプロの試合とは全然違うんですよね。会場が暗くなって照明が当たり、MCがファンの方々を煽ったり、チアが踊ったりというように、一つのチームを会場のみんなで応援するあの雰囲気は、大学生の試合ではなかなかできることではなくて。演出もすごいですし、かなり衝撃を受けて、「ここで働きたい」と思ったのが始まりでした。
もしブレックスに就職できなかったら、その時に考えようと思っていたぐらいで、ブレックス以外のチームに就職することは、あまり考えていませんでした。
—第一希望が叶ったわけですね。今、仕事をする上で心掛けていることはありますか。
できているかは分かりませんが、感謝の気持ちを持つことや謙虚な姿勢は大切にしています。
—ファンの方に喜んでもらうことはもちろんですが、チケットやファンクラブの担当となると、数字としての目標もあるかと思います。その点で、特に工夫されていることはありますか。
チケットセールスでは、売り上げ目標を達成できるようにと思って仕事に臨んでいたのですが、企業への営業活動をする前にシーズンが終わってしまいました。やっと慣れてきて、これからという時にシーズンが終わってしまったので、今は来シーズンに向けて、いろいろと教わりながら探り探りやっているという感じです。
ファンクラブも、毎年ありがたいことに多くの方に加入していただいて会員数も徐々に伸びているので、会員の方々の満足度を保ち、クオリティーを下げないように内容を工夫しています。
—今後、取り組んでみたいことなどはありますか。
2019-20シーズンからチケット担当になりましたが、新しい仕事を実践する前にシーズンが終わってしまったので、来シーズンは新しい業務に関して、もっと自分の力を伸ばしていきたいです。
ブレックスの社員としても、一社会人としても、まだ未熟な部分がたくさんあるので、この会社で人として成長できるように励みたいです。もう一つは、東京オリンピックにも何らかの形で関われたらと思っています。
来シーズンは、どういう形で試合ができるのかまだ分かりませんが、今はファンクラブの設計、チケットの商品設計を進めている段階なので、近日中には発表できると思います。ぜひ楽しみしていてください。
—本日はありがとうございました。