バスケットボール・クラッチ

竹内公輔×喜多川修平 対談 ~お2人にこれまでのシーズンを振り返ってもらいました~

ブレックス5シーズン目の竹内公輔選手と4シーズン目の喜多川修平選手に、これまでのシーズンをざっくばらんに振り返っていただきました。かつて在籍していたアイシン(現三河)時代のエピソードや、ブレックスと対戦した時の裏話、プレーに対する考え方など、貴重な話が盛りだくさん。リラックスしながらの対談は、笑いあり、新たな発見ありの、楽しい時間となりました。(文・写真/藤井洋子 )

 

最も印象に残っているシーズンは?

—竹内選手はブレックス加入 5 シーズン目、喜多川選手は 4 シーズン目となります。これまでで最も印象に残っているのはどのシーズンですか。

竹内 どのシーズンも思い出深いですが、「一番しんどかった」という意味では優勝した次のシーズン(201718)です。序盤は苦しんだのですが、シーズンが進むにつれてだんだんチームが良くなっていくのが感じ取れて、最後はCS(チャンピオンシップ)に滑り込んだというシーズンでした。

優勝した翌シーズンだったので、すごく期待されていた中でしたがなかなか勝てず、ファンの方々をがっかりさせてしまいました。でも、ファンの方々も自分たちの状況を理解してくれて、同じ気持ちで戦えているなと感じられました。

喜多川 僕も同じです。僕がちょうどブレックスに来たシーズンでしたが、最初はうまくいかず、試合に勝てず、あの時期はいろんなことで悩みました。でも、試合が進むにつれてチームが一つになっていき、勝てるようになっていった。そうした流れが印象深いですし、負けていてもファンの方々が応援してくれていたので、そういった意味でも印象に残っています。

 

 

—優勝したシーズンではないんですね。

竹内 もちろん、優勝した時は嬉しかったです。試合が終わってホっとしてスマホを見たら、信じられないぐらい多くのLINEが入っていたりして。地上波で全国放送だったので、そういった影響もあったのかもしれないですけど。

あと、ビール掛けも印象に残っています。プロ野球選手がやっているようなことを自分たちもできたので、それがすごく楽しかったです。なので、優勝した日だけを考えると、そこに勝るものはないですけど、シーズン通して考えたら、思い出に残っているのはその翌シーズンの方です。

 

アイシン時代の忘年会で芸を披露

 —アイシン時代は、「ずっとゲームをやっていた」と話していましたが、そのほか、当時の思い出深いエピソードはありますか。

喜多川 毎年、忘年会があるんですけど、若いメンバーが出し物をやることが決まっていて、公輔さんが僕ともう一人の選手に「この出し物をしたら?」と企画してくれて、芸を披露したことがありました。

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