「接戦を制しての勝利」～ “おのかな” のブレックス観戦レポート～2/14京都ハンナリーズ戦＠ブレックスアリーナ宇都宮」
1点差で辛くも勝利
今回の対戦相手である京都ハンナリーズは、オフの間にジュリアン・マブンガ選手が移籍、またHC（ヘッドコーチ）も変わって昨シーズンとはまったく違うチームとなっています。チームの大黒柱であるデイヴィッド・サイモン選手が今節は欠場していますが、GAME1を見た限りでは十分強そうです。特に、寺嶋良選手のスピード感あふれるプレーは厄介だなーと思いました。それと、GAME1は3分の１に抑えていましたが、昨シーズンの3P（ポイントシュート）王、松井啓十郎選手にやっぱり要警戒です。トヨタ時代から、何度松井選手の3Pに泣かされたか…。
また、試合開始直前に、ジョシュ・スコット選手の欠場が発表されました。左足関節の捻挫で全治未定とのこと。前日の試合中に負傷されていたのですね。中継では気づきませんでした。でも、誰が出てきても強度が変わらないのがブレックス。スコット選手が担っていた部分は、チームみんなでカバーしてくれることでしょう。
ということで始まった1Qは点数としては先行していますが、スピードを使ったアタックなどでインサイドを攻め込まれていた印象です。あとでスタッツを見たら、京都は1Q、3Pを1本も打っていなかったんですね。勝っているのに、なんだかモヤモヤする…そんなスタートでした。
そのモヤモヤがマックスに達したのが2Qだったような気がします。いつもだったら打つシチュエーションで無理に切り込んでいってしまったり、ボールがうまく回らなかったり、なんだかいつもと違うことをしてシュートを打たされたり…どうしちゃったの？という展開。途中から田臥勇太選手がコートインして（田臥選手がプレーしている姿を生で観るのは今シーズン初でした！）流れを変えるよう試みるも…。それまでよりボールは回るようになった気がしたのですが…。2Q終わってスコアを見ると、7点！ オフィシャルタイムアウトでは、安齋竜三HCが一度も輪の中に入りませんでした。
3Qでは点差も変わらず、試合が動いたのは4Qでした。残り8分を切ったところで渡邉裕規選手が3Pファールをもらい、フリースローを3本決めて同点に追いつきます。このあと、遠藤祐亮選手の3Pをお膳立てしたり、自身も3Pを決めたりして、プレーでもチームを引っ張ります。そこからディフェンスのギアも上がり、残り5分45秒の遠藤選手とロシター選手のブリッツからジャンプボールシチュエーションにつながるディフェンスが引き出されたんじゃないかと思いました。
このあと、京都も負けまいと食い下がり、残り3分29秒で同点に追いつかれます。息詰まる攻防戦は、最後の最後まで繰り広げられましたが、残り45秒、1点ビハインドからロシター選手がジャンプショットを決めて逆転！ 結果、これが決勝点となって何とか勝ち切りました。とにかく、つかれた…というのが率直な感想でした。
–おのかなが勝手に選ぶ『みんな見て、このプレー！』–
4Q残り5分12秒で決めた、遠藤選手の3Pです。この試合なんとなくうまくいかなくて、3Qでターンオーバーしたときは、珍しく肩を落としていたんです。そんな彼が勝負どころとなる、このタイミングで冷静にきっちり決めたシュートでした。この少し前に一瞬打つのをためらった遠藤選手に、アシストパスを出した渡邉選手が「打て！遠藤！」と声をかけているんですよね。そこで決めた3Pで息を吹き返したように感じました。その後で出た、このプレーです。
応援の手ばたきは4面スクリーンで
いつもルール解説など、観戦初心者にもわかりやすい案内をしてくれる4面スクリーンですが、応援の手ばたきもわかりやすくブレッキーのアクションで教えてくれていました。いろんなパターンがあっておもしろいですよ。久しぶりにブレアリに来て気が付いたのですが、これどうやるんだっけ？と思ったら、スクリーンを見てみてください♪
久しぶりの観戦を終えて…
栃木県は国の緊急事態宣言解除となったものの、県より「特定警戒」が発令されている最中。そんな中での試合は、ブリアリ内での飲食が制限されて、飲食物の販売も行われていませんでした。いつもなら行列のできるブレッキーキッチンもなく、2階の通路は人もまばら。さみしい…。早くアリーナグルメを楽しめるようになりますように。
冒頭にも書きましたが、前日夜に大きな地震が起きて、東日本大震災の起きた日を思い出しました。コロナ禍で、バスケットを当たり前に観れる日常がどれほど大切なものなのかを実感していましたが、今回の地震をうけて、それを改めて感じました。そう思ってスタート前の選手紹介を見ていたら、涙目になってしまったことは内緒です(笑)。
この2ゲームが終わり、リーグは1週間のお休みです。連戦続きで選手も疲れているでしょうし、しっかり休んでいただきたいですね！
次もホームゲーム。ブレアリに、西地区2位のシーホース三河を迎え撃ちます。前回の対戦、GAME2のリベンジをして2連勝で終えられるよう、ホームコートアドバンテージを発揮するためにも私たちファンもしっかり応援しましょうね！
最後になりましたが、バレンタイン限定「キュンです」缶バッジ、安齋HCを引きました♪ 竜三さんの「キュンです」お納めください（＾＾）
（レポーター：おのかな）
