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川本梅花 フットボールタクティクス

【フレームの外の景色】第8話:映画「WE LOVE BALLS !!」

フットボールロングコラム【フレームの外の景色】

―サッカー選手が同性愛を告白したのなら―

贔屓(ひいき)にしているサッカー選手が、「私はゲイです」と突然告白したら、彼のファンであるあなたは、いったいどう思うのだろうか? ファンを続けるのか。それとも彼を嫌いになってファンをやめるのか。

今回紹介するサッカーを題材にした映画は、「ゲイ」であることを知られてチームをクビになってしまった選手が主人公である。まずは、簡単なプロットから紹介しよう。

映画のプロット

マイナーリーグのクラブチームのGKである主人公エキーは、自分がゲイであることがバレて、チームをクビになる。やがて彼は、姉の住むドルトムントへ行く。彼はその街で、ゲイのサッカー選手ばかりを集めたチームを作る。そして彼は、そのチームを引き連れて古巣のチームと戦うために、再び故郷に凱旋する。サッカー界とセクシャリティという、シリアスなテーマを選びながらエンターテインメント性も忘れていない作品である。

サッカーとセクシャリティ

監督は、シェリー ホーマンという女性で、2009年には、名だたるファッション誌の表紙を飾った世界的トップモデルのワリス ディリーの自伝的な内容の映画を撮っている。今回紹介する「WE LOVE BALLS !!」は、2004年に公開されたドイツ映画である。

この映画のドイツ語の原題『Manner wie wir』は、「僕らのような男たち」の意味である。したがって『WE LOVE BALLS !!』は、日本向けバージョンのタイトルだと言える。アメリカ版のタイトルの『Guys and Balls』に習い、日本の配給会社が付けたのだろう。タイトルにある「Balls」はサッカーボールと男性器との掛け言葉になっている。

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