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川本梅花 フットボールタクティクス

【時間の暴走】第15話:内田航平、君はこの場所に留まるべきなのか?

フットボールショートコラム【時間の暴走】第15話

水戸ホーリーホックの内田航平選手に関して、以前、このサイトのノンフィクションのコーナーで「水戸の期待の星・内田航平、君が見ている先には何があるのか?」を掲載したことがあった。正智深谷高等学校を卒業して水戸に加入した内田選手は、いわゆる生え抜きのプレーヤーである。プロになって6年目を迎えた内田選手も、早いもので24歳になった。

選手としては、計算ができるプレーヤーである。監督からすれば、守備においては、しっかりと守ってくれる。経験のなかったサイドバックで使われた時も、安定した守備能力を発揮してくれる。使いがってがいい選手だと言えるし、頼りになる選手だとも言える。

こんなことを書いたら、水戸のサポーターの方々に叱られるかもしれない。僕は、内田航平選手は、もうワンランク上のプレーヤーになるために、別のチームに移籍する時期に来ているのではないのか、と思うのだ。

僕は、水戸の試合を見に行って、取材をしようと決めた際に、あるライターに「若手で注目している選手はいる?」と尋ねた。彼は、「内田選手がいますよ」と教えてくれた。僕はすぐに、試合後の内田選手に話を聞いた。思ったよりも話ができることに少し驚いた。僕が試合の中での戦術的な事柄を質問したら、言葉を選んで考えながら、自分の解答を語ってくれる。

周りのスタッフに彼の印象を聞けば「見た感じのままですよ」との答えが返って来る。それは、「マイペース」という意味なのだろうと、僕は勝手に解釈している。

内田選手の課題は、攻撃力にあることは明白だ。以前、西ヶ谷隆之前監督に内田選手のプレーの印象を聞いた時、「怖がっているのかわからないけど、縦パスを入れて欲しい時に、ボールを後ろに戻すんだよね」と言っていたことがあった。まさにその点が、プレーヤーとしての弱い部分なのだろう。そうした弱い部分を強固なものにするには、今いる場所ではないように思われる。

君は、この場所に留まるべきなのか?
君のポテンシャル(=潜在能力)は、もっとあるはずだ。
君は、高い場所を見てもいい選手だ、と僕は思うのだ。

川本梅花

 

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