【サッカー人気3位】J2第13節栃木SC戦「ハイプレスを攻…

川本梅花 フットボールタクティクス

自分のプライドを守るため…暴力を支える2つの考え方とは【フットボールシネマの逆襲】映画「フーリガン」

映画のプロット

主人公のマットは、ジャーナリスト志望の大学生である。ある日、彼は、寮の同室人が犯した麻薬売買の罪をかぶり、大学から放校処分を受ける。やがて彼は、姉を頼ってイギリスへ渡る。そこには、姉の旦那である義兄・スティーブの弟・ピートがいた。ピートは“フーリガン・ファーム(コアなサポーター)”のリーダーであった。マットは彼らの仲間たちと親交を深める。物語は、FAカップでの対戦相手がライバルチームに決定した日から、加速度を増して終焉へと向かう。

フットボールとサッカーの発祥の地

歴史上、記録にあるフットボールの最初の試合は紀元217年、聖灰水曜日の前日にイングランドで行われた、と伝えられる。当時、欧州一帯を支配化に治めていたローマ帝国の軍隊を撃破した祝祭の一環として開催されたものだという。のちに、聖灰水曜日の前日を記念して、1175年には“火曜日のフットボール”の試合が年次行事となる。1863年にロンドンフットボール協会が形成されるまで、村対抗で参加人数制限なし、手を使わずにボールをゴールに蹴り込むこの競技を人々は「フットボール」と呼んだ。

もう1つの名称である「サッカー」は、1823年頃にラグビーが登場し、当時はともに「フットボール」と呼んでいたので、ボールを使うこれら2つの間で名称の混乱が生じたために作られた用語である。

これは、フットボール協会の英語名アソシエーション・フットボール(association football)のsocに、「~する人(もの)」という行為者を表す名詞を作る時に使う接尾辞erを付けて作られた用語である。soccerのcという子音が2つあるのは、短母音oの後に子音は重複するという、英語やドイツ語が属する、ゲルマン語族の音の法則に従っている。こうしたフットボールとサッカーの発祥の地・イングランドが、映画「フーリガン」の舞台である。

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