川本梅花 フットボールタクティクス

【インタビュー】#水戸ホーリーホック #前寛之 4連敗にみえた新しい力【無料記事】取材は「 #ケーズデンキスタジアム 」より

取材は「 ケーズデンキスタジアム 」より

5月6日の正午にケーズデンキスタジアムまで赴きました。目的は、明治安田生命J2リーグの第13節、 水戸ホーリーホック対徳島ヴォルティス戦(0-1)を見るためです。水戸は、5月3日に行われた第12節の松本山雅FC戦で0-2の完敗を喫しました。もし、徳島戦で敗れることがあれば4連敗になってしまいます。ここは踏ん張り時です。

スタジアムに着いて、関係者入り口で受付をすませます。スターティングメンバー表を手渡されて目を通しました。

「前 寛之」の名前がスタメンにあります。

北海道コンサドーレ札幌からやって来てすぐに、彼は怪我のためリハビリをしていたのです。徳島戦が水戸での公式戦デビューとなりました。試合後の囲み取材のインタビューを聞いてください。

ーー前半はシンプルに3バックの裏を狙っていましたが、前半を振り返って見てどうでしたか?

 徳島の攻撃の特徴はボールを持つことなので、3バックの裏という狙いがありました。それが、今週のトレーニングの中の一つだったんです。そのことを考えていたんですが、前半は「0-0でいいや」とチーム全体が思ってしまったので、手堅いプレーを選択したという印象ですね。

ーー監督が会見で、「1メートルくらいのパスを出してボールを奪われた場面があったんですが、あれはゲーム感が持てなかった結果のプレーだと思います。ゲーム感が戻ったらもっといいプレーをします」と言ってましたよ。

 そうですね、正直、ゲーム感があまりなかったですし、やれることをやろうと思ってゲームに入ったんです。側(はた)から見たらあり得ないプレーだったと思うんですが、そこまで落ち込んでないです。ミスがあったからダメだと自分では思っていません。

ーー縦パスを出すことは意識してやっていたの?

 もちろん狙いたかったですし、それがないと得点に繋がっていかない、と僕は思っています。そこはボランチとして出るんだったら狙って行きたいです。

ーー小島(幹敏)くんとのコンビネーションはどうだった。やりやすかった?

 やりやすかったです。普段もあまり喋らないタイプなんですけど、考えていることもわかりますし、自分が攻撃的になる方が多いと思うんですが、マサトが攻撃的になる時もありますから、なるべく(彼が)自由にやれるように、僕がサポートしてあげたいな、という感じでしたね。

ーー公式戦初出場でピッチに入る時に緊張したの。

 緊張はないですけど。硬く入ってしまいました(笑)。

ーーここまで3連敗していて、どういう意識で試合に臨みましたか?

 自分が入ることで、この流れを変えるために監督は使ってくれたと思うんです。その流れを変えることができなかったのは悔しいですし、僕にとっては、これが(水戸での)デビュー戦なので、1敗しただけとしか思っていないので、これから1試合1試合勝って順位を上げていければいいと思います。

やっと待ち望んだ公式戦のデビューでした。

遅れて来た期待のホープはこれからどんなプレーを見せてくれるんでしょうか。

彼に期待ぜずにはいられません。

川本 梅花

 

 

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