【インタビュー】#小島幹敏「(体のケアについて)去年の怪我の後から、考え方が変わってきました」【無料記事】J2第40節 #ヴァンフォーレ甲府 戦後のコメント
明治安田生命J2リーグ第40節が11月4日に行われ、水戸ホーリーホックはケーズデンキスタジアム水戸でヴァンフォーレ甲府と対戦。13時キックオフの試合は、2-0で水戸の白星となった。ビルドアップの際は必ず彼を経由してボールが運ばれる。急成長を見せる小島幹敏選手に話を聞いた。
http://www.mito-hollyhock.net/games/11633/
——甲府戦が終わって、あと2試合しかリーグ戦は残されていなけど、これから先のことは考えているの? どうするのか決めているの?
小島 いきなりそこからですか?(笑) いやー、全然、まだ全然決まっていないんです。今シーズンが終わってからですね。
——去年、シーズンが終わってから西村強化部長に聞いた話だけど、「最初に小島に残ってくれと頼んだんだ」と言っていたんだよね。甲府戦のプレーを見れば、「残ってくれ」と言った理由がわかる。で、どうするの?
小島 そうですね、色々検討し始めているんです。他から話があればとか、大宮がなんて言ってくるかとか。
——水戸に残ってよかったね。プレーヤーとして相当レベルアップしたから。
小島 本当ですか? いやー、嬉しいっす。
——去年は、体のメンテナスの部分で、強化部長に「1週間に1回、メディカルスタッフに体を見せに行くように」と口酸っぱく言われていたでしょ。小島くんが怪我をした時には、強化部長に「普段からのケアが足りない」と怒られたでしょ。今年は、その点に関してどうなの?
小島 去年よりも、そこは考えるようにしています。去年は、卓朗さんから何度も言われていたんです。今年も言われているので、ケアに関しては、ものすごく意識が変わりました。去年の怪我の後から、考え方が変わってきました。特に、今年は意識がものすごく変わって、セルフケアもするようになりました。
——ああ、そうか、だから連続で試合に出てもコンディションに大きな開きがないんだね。甲府戦もそうだけど、ここにきて相手に当たり負けしなくなったしね。
小島 本当っすか。
——実際問題、小島くんがチームを動かしているよね。ビルドアップの際のキープレーヤーになっているから。常に小島くんを経由してボールが回る。大きな展開ができる選手は、前(寛之)くんと小島くんだから。逆サイドへの大きな展開は、意識してボールを大きく出しているの?
小島 大きくボールを振るのは大事なんで。そこは、ヒロくんと話しています。大きく振ってから真ん中を攻めていく。
——甲府戦での運動量はすごくあったね。よく動いていたね。長谷部監督が「ボランチの2人には運動量を要求をした」と言っていたから。監督も「今日の試合は、ボランチに100点をつけたいところだけれども、90点にしておきます」と言っていたほど、よく動いていたね。
小島 え? 何点ですか?
ーー100点つけたいけど90点だって。
小島 誰がですか?
ーー監督がね。
小島 誰についてですか?
ーー小島くんのことだよ。
小島 そうなんですか。嬉しいっすね。
ーーで、監督には「動け」と言われたんだよね。
小島 監督には「つけた後にすぐに動け!」と言われました。「止まるな!」とも言われましたね。
——甲府戦に関して、自分自身の手応えはどう?
小島 攻撃で点が取れたし、そこはよかったです。個人的には、守備の面で、もうちょっとできたんじゃないか、と思います。もっと頑張れたかな、と。その部分は、毎試合思うよことではあるんです。守備でもっと激しくやれるんじゃないのか。そこは、僕の足りない部分です。いくら試合をやっても、守備の面は後悔というか。改善というか。そういう部分が残ってしまいます。そこは満足することは絶対にない部分です。甲府戦は、攻撃の面でも、ミスをしているので、そういうことがないようにしたいです。もっとチャンスメイクできれば、と考えています。
——前くんとのバランス感覚が取れているけど、彼との連携部分はどう?
小島 僕がバイタルに行くと、ヒロくんが気を使ってポジションを下げてくれるんです。ヒロくんが上がってバイタルに入ったら僕が下がる。(ジェスチャーで)この2人の縦の上下の動きは、攻撃の際にすごく意識してプレーしています。
——練習場のアツマーレができて、サッカー環境はいいでしょ。
小島 そうですね。環境はすごくいいです。サッカーだけしかない環境ですから、集中してトレーニングできます。体のケアに関しても、いい環境にあるから、意識が変わったのかなと思います。。
ーー普段は、どんな生活を過ごしているの?
小島 サッカー以外何もないんです(笑)。周りの同年代の選手とかベテランの選手は、ゴルフにハマっていますね。僕も誘われて1回プレーしたんですが、いまいちピントこなかったんで、やったのはその1回だけですね。
——J1への昇格のチャンスがなくなって、選手たちに硬さがなくなったように見えるんだけど。
小島 そうなんですよね。硬さがなくなったんですよね。そういうことなんですよね。
川本梅花