川本梅花 フットボールタクティクス

【連載】サイドハーフは守備で戻ってこないとなりません【1日1回読むだけで身につくサッカーの見方の基礎知識】

【1日1回読むだけで身につくサッカーの見方の基礎知識】

サイドハーフは守備で戻ってこないとなりませ

近現代サッカーにおいて、サイドハーフ(SH)の役割も大きく変わってきました。「4-4-2」のシステムでのSHは、守備時に自陣まで戻って守備をしないとなりません。単純に攻撃だけに専念していい選手は特定な選手に限られます。SHがいるポジションは、縦の関係性を見れば、相手のSHとサイドバック(SB)が目の前にいることになります。SHの後ろには、味方のSBガポジショニングしています。つまり、2対2の数的同数を維持できます。もし、SHが守備時に自陣に戻ってこなければ、1対2になって数的不利な状況を招いてしまうのです。

4バックシステムを採用するチームは、どちらかのSHが最終ラインに入って、5バックで守ったりもします。どちらのSHが戻って守備に貢献しているのかを見れば、そのチームがどちらのSHに攻撃のタスクを担わせているのかがわかります。SHは、攻守に渡ってハードな上下運動を要求される仕事を要求されるのです。

川本梅花

 

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