【インタビュー】#堀江哲弘 練習場所の「拠点」と共同体の「拠点」【会員限定】#ラインメール青森 アカデミーダイレクターの仕事
【渦中の話】練習場所の「拠点」と共同体の「拠点」
目次
■崩壊寸前だったアカデミー組織
■アカデミーダイレクターの仕事とU-18組織の立ち上げ
■必要な2つの「拠点」
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— tetsuhiro horie(堀江 哲弘) (@tetsuhorie) January 18, 2021
ラインメール青森FCのアカデミーを統括している堀江哲弘アカデミーダイレクターに、その仕事内容とアカデミーの現状を聞いた。青森山田高等学校の活躍により、青森をサッカー県だと思われている方も少なくない。しかし堀江アカデミーダイレクターの話からも分かるように、あくまでも青森山田は例外的な存在だ。
■崩壊寸前だったアカデミー組織
――堀江くんが就任したのは3年前だね。前アカデミーダイレクターは名ばかりで、組織は崩壊寸前だったと認識しています。最初の説明会は相当に揉めたよね。
堀江 初日の説明会のことですね。説明会は、保護者の方々からのクレームで始まりました。前任者とクラブに対してのクレームですね。
――最初に着手した仕事はなんだったの?
堀江 まずは保護者の方々と選手たちとコーチングスタッフたち、この三者で約束事を決めました。「規約」「ルール作り」「組織としては倫理規定」。これら提示した約束事はちゃんと守りましょうと説得しました。細かいことから話して納得してもらいました。
――具体的には?
堀江 例えば「試合中に審判に文句を言うのはやめましょう」からですね。また、ある保護者は、ほかの保護者の前で、公然と自分のチームの監督を批判していました。そういう無秩序な状態はクラブ全体にとって損失、マイナスになるだけです。保護者には「もし批判があったら、話し合いで解決しましょう」と伝えました。「機会を作って、いくらでも話し合います」と説得することから始めました。
――日本におけるキャリアの助けになればと思い、堀江くんをクラブに推薦したのは自分なのですが、フロントからも「いい人を紹介してくれてありがとうございます」と言われました。
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